【禁断の恋】赤い嘘【完】
第一章
現実
「姫華、朝よ!早く起きなさい!!いつまで寝てるの!」
「もう起きてるってば……」
タオルケットをはぎ取られた私は、眉間に皴を寄せる母を横目で睨んだ。
「そっ。ならいいけど。
早く朝ご飯食べて学校行きなさいよ?」
「はいはい……」
適当に返事をし、寝不足で冴えない頭を持ち上げ、湿気の多いフローリングの階段を降り一階へと向かう。
「もう起きてるってば……」
タオルケットをはぎ取られた私は、眉間に皴を寄せる母を横目で睨んだ。
「そっ。ならいいけど。
早く朝ご飯食べて学校行きなさいよ?」
「はいはい……」
適当に返事をし、寝不足で冴えない頭を持ち上げ、湿気の多いフローリングの階段を降り一階へと向かう。