【禁断の恋】赤い嘘【完】
「え?おばあちゃんのところ?」
「そうなのよ。今日、病院に行ったらガンだったみたいで。身の回りの世話をする人がいないから、お父さんとお母さんで行ってくるわ」
「チョット待ってよ!お父さんとお母さんがいないんじゃうちのことは誰がやるのよ?!」
おばあちゃんの家は北海道だ。
東京から北海道へ行くとなると日帰りは厳しい。
財布を渡したということは、何日か北海道に滞在する気らしい。
「おばあちゃん、明後日手術らしいのよ。だから一週間ぐらいは家を空けることになると思うんだけど……姫華、家の事やれる?」
母は廊下にまとめてある荷物を手に取り首を傾げた。
「そうなのよ。今日、病院に行ったらガンだったみたいで。身の回りの世話をする人がいないから、お父さんとお母さんで行ってくるわ」
「チョット待ってよ!お父さんとお母さんがいないんじゃうちのことは誰がやるのよ?!」
おばあちゃんの家は北海道だ。
東京から北海道へ行くとなると日帰りは厳しい。
財布を渡したということは、何日か北海道に滞在する気らしい。
「おばあちゃん、明後日手術らしいのよ。だから一週間ぐらいは家を空けることになると思うんだけど……姫華、家の事やれる?」
母は廊下にまとめてある荷物を手に取り首を傾げた。