【禁断の恋】赤い嘘【完】
「どこにあるのよ……!」

リビングに入り懐中電灯があると思われる場所を探してもなかなか見つからない。


すぐに復旧するかと思われた電気も未だに点く気配がない。


「……どうしよ。怖い……怖いよ……!
星矢……助けて!!」


届くはずない。


そんなことは分かってる。

それなのに口から出た名前は“星矢”だった。
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