【禁断の恋】赤い嘘【完】
「……ねぇ、一個持つよ?」
「別にいい。重たくねぇし」
「でもさ……」
「いいって言ってんだろ?それにお前が持って転んだら、後々めんどくさいことになるし」
両手いっぱいの袋を持ち、肩に学校指定の鞄を下げている星矢。
ペットボトルや重さのある野菜を大量に買い込んだため、星矢の手にはかなりの重みがかかっているに違いない。
『別にいい。そんな重たくねぇし』
そんな星矢の優しさが胸に突き刺さる。
突き離したりキツイ言い方をしたり……。
それなのに、いざっていうときはいつだって優しいんだ。
「星矢……ありがと」
私は隣に歩く星矢に気付かれぬようそっと呟いた。
「別にいい。重たくねぇし」
「でもさ……」
「いいって言ってんだろ?それにお前が持って転んだら、後々めんどくさいことになるし」
両手いっぱいの袋を持ち、肩に学校指定の鞄を下げている星矢。
ペットボトルや重さのある野菜を大量に買い込んだため、星矢の手にはかなりの重みがかかっているに違いない。
『別にいい。そんな重たくねぇし』
そんな星矢の優しさが胸に突き刺さる。
突き離したりキツイ言い方をしたり……。
それなのに、いざっていうときはいつだって優しいんだ。
「星矢……ありがと」
私は隣に歩く星矢に気付かれぬようそっと呟いた。