【禁断の恋】赤い嘘【完】
「あっそ。でもお前いい加減彼氏つくれよ?」


「私はいいの!そんなことより星矢こそしっかりしなよ!彼女とかコロコロ変えすぎ!」


星矢がどれくらいの女の子と付き合ったのかは定かではない。


でもこれだけは言える。


私が知っている限り、両手両足の指を合わせても足りないと。


「彼女なんていねぇよ。
俺誰とも付き合ってないし」


「じゃあ、夜星矢の部屋から聞こえてくる……―――!」


そう言い掛け、私は思わず両手で口を覆った。
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