【禁断の恋】赤い嘘【完】
驚き目を開けると男達と星矢が殴り合っていた。


何度も何度も殴られ、蹴られ口から泡混じりの血を吐く星矢。


でも星矢は必死で男達に食い下がった。


「もう!何してんよ!!!」


そんな星矢の必死の形相に女はたじろぎ顔を歪ませると男達を叱咤した。



「……姫華に触んじゃねぇ……」


抑え込んでいた男達を何とか振り払い星矢は一歩また一歩と私達の元へ近付いてきた。
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