フタリの事情。
*言えない言葉
あっという間に、りぃと約束した日曜日。
すげー楽しみで、だけど同じくらい緊張もして。
昨日、一睡もできなかった……
……どんだけだよ、俺。
いい加減、こんな自分に嫌気もさしそう。
「――てっちゃん、どしたの?」
クイクイ。
隣にいたりぃに、服の裾を軽く引っ張られて、
「ど、どーもしてないよ?」
我に返ったはいいけど、気の利く返事さえ出来ない。
……そんな自分にまたヘコみそうっす。
「もしかして。
部活帰りで、やっぱり疲れてる?」
違うから!!
そんな、悲しげな顔すんなよな。
……デートが楽しみすぎて寝れなかったなんて。
りぃにだけは、ぜってー言えないけど。
「全然疲れてなんかないよ!
ちょ、ちょっとクラゲに見とれてただけ!」
すげー楽しみで、だけど同じくらい緊張もして。
昨日、一睡もできなかった……
……どんだけだよ、俺。
いい加減、こんな自分に嫌気もさしそう。
「――てっちゃん、どしたの?」
クイクイ。
隣にいたりぃに、服の裾を軽く引っ張られて、
「ど、どーもしてないよ?」
我に返ったはいいけど、気の利く返事さえ出来ない。
……そんな自分にまたヘコみそうっす。
「もしかして。
部活帰りで、やっぱり疲れてる?」
違うから!!
そんな、悲しげな顔すんなよな。
……デートが楽しみすぎて寝れなかったなんて。
りぃにだけは、ぜってー言えないけど。
「全然疲れてなんかないよ!
ちょ、ちょっとクラゲに見とれてただけ!」