フタリの事情。
で、続けて二つ目!


もしも、仮にだよ?

奇跡が起こったとしてのハナシ、前提で。


あいつが「いいよ」って。

「傍にいる」って、俺を受け入れてくれたら……


なんかもう、色々止めらんなくなると思うんだよ。



タガがはずれて、がっつくってか。


キ、キスとか……

そ、それ以上のこと、ていうか……さ。



つか、今でも十分ガマンしてるんだよ。

無邪気な笑顔見た時とか、無防備な寝顔見た時とか!


マジで理性は擦り切れ寸前だし……



って言うと、なんか野獣みたいだけどさぁ。


その……俺だって男だし!

そういうコトはやっぱ考えるから。



でもさぁ。

そんな、ガマンできなくて勢いのまま、なんて俺だってイヤなんだ。


あいつのことはすげー大事だし、怖がらせたくなんかない。


……って考えてると、行き着く答えは一つ。

やっぱ、手なんて出せねーよ。

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