フタリの事情。
*事故チュー
「関谷お疲れーっす」


「おぉ、お疲れ~」


今日も無事に部活終了っと。


でもやっぱ、校内トレは味気なくて、不完全燃焼って感じ。

雨だからしょうがねぇんだけど。



「この後、ゲーセン行かねー?
いつものメンバーなんだけど」


「あぁ悪い、今回はパス。
先約があってさ」


皆とわいわいしながらゲーセンも楽しいし捨てがたい。

けど、ここはりぃ優先だ。


今も俺のことを待っててくれてると思うと、くすぐったい嬉しさがこみ上げてくる。


「なんだよ、にやけて。
女でもできたかぁ?」


「そっ…んなんじゃ……」


「分かりやすいヤツだなー。
んじゃ、また誘うからそん時付き合ってな」


「おう、サンキュッ。
他のヤツラにもよろしく言っといて。
また明日!」


メンバーに手を振って、俺は急いで部室にむかった。

ダッシュでシャワー浴びて着替えて、そんで図書室直行!


一秒でも早くりぃに会いたい。

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