Dear...
*白昼夢*


とろんとした目のあの子が云う

「頭に刺る高音と

胸に響く低音と

この心地良い気怠さが好き

ただただ堕落のままに

あたしは生きてたいの」


遥か遠くを見つめあの子が云う

「鳥肌が立つような衝撃と

心湧き踊るような興奮と

この心地良い疲労感が好き

それを感じられる

あたしでいたいの」


あたしは…

感受性を研ぎ澄ませて

脳内麻薬を分泌させて

最高に弾けた夢を

最強に飛んだ夢を

シラフのままで見てやる


from REN
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