お家に帰ろう。
ある日の朝。
「おっす明。」
「あ、おはよ。」
登校中、哲司が声をかけてきた。
「おまえ、女子校志望なんだって?」
「うん。」
「なんで?」
「…男じゃないから。」
「…あ、そ。」
「ふふ。清々するでしょ?ヒヤかされることもなくなるし。」
「今更もう気にならないけど。」
「彼女は気になるんじゃないの?やっぱ。」
「そーかな?」
「あんた鈍感だからね。」
「うるせ。」
「ま、家にはいつでも遊びに来たら。」
「なに?その上からな感じ。」
「まーくんがあんたのこと可愛いってさ。」
「その報告も微妙〜」
「やさぐれていく様子を観察したいって。」
「女子校だろうが共学だろうが、そんなもんおんなじだろ。」
「あんたの居ない学校生活なんてお初だね。お世話係から解放されて、ハメ外さないように。」
「大袈裟だよ。」
「そ?じゃあ、まだまだこれからも、よろしく!」
「イテッ!」
明は哲司の肩を叩いて、先に校門をぬけて行った。
「なんだアイツ?(そんなに周りの目が気になるのか?)」
哲司は頭をかきながら、ゆっくりと門をぬけるのだった。
「おっす明。」
「あ、おはよ。」
登校中、哲司が声をかけてきた。
「おまえ、女子校志望なんだって?」
「うん。」
「なんで?」
「…男じゃないから。」
「…あ、そ。」
「ふふ。清々するでしょ?ヒヤかされることもなくなるし。」
「今更もう気にならないけど。」
「彼女は気になるんじゃないの?やっぱ。」
「そーかな?」
「あんた鈍感だからね。」
「うるせ。」
「ま、家にはいつでも遊びに来たら。」
「なに?その上からな感じ。」
「まーくんがあんたのこと可愛いってさ。」
「その報告も微妙〜」
「やさぐれていく様子を観察したいって。」
「女子校だろうが共学だろうが、そんなもんおんなじだろ。」
「あんたの居ない学校生活なんてお初だね。お世話係から解放されて、ハメ外さないように。」
「大袈裟だよ。」
「そ?じゃあ、まだまだこれからも、よろしく!」
「イテッ!」
明は哲司の肩を叩いて、先に校門をぬけて行った。
「なんだアイツ?(そんなに周りの目が気になるのか?)」
哲司は頭をかきながら、ゆっくりと門をぬけるのだった。