お家に帰ろう。
こうして、
市川慎吾とのメールのやりとりが始まった。
メールは、いつも市川の方から送られてくる。
内容は、その日の報告だった。
部活のことや、放課後、カラオケに行った時のこと…
哲司のことも書いてあったりする。
すでに、市川から告白されている明ではあったが、
はっきりと言われた訳ではないし、
そんなニュアンスの文章も届かない。
だから明も、社交辞令的な返信はするものの、
まともな返事はできないでいる。
(ってことは、今は、メル友なのかな?)
もし今、返事を要求されたとしても、
何て書いたら良いのかが分からない明は、
(って言うか、あん時は成り行きで赤ったけど、実は、そーでもなかった〜みたいな?…あたし…あれ!気になってる…?)
慌ててケータイをとり、
今までのメールの内容を読み返してみた。
部活の話題から、バスケは好きかと質問され、
観るのは好きだと返信。
試合があると知らされ、
頑張って!と励ましている。
カラオケの話題で、良く唄う曲を聞かれて、
主に聞き役だと返信。
この時は、好きなアーティスト名も答えていた。
哲司の話の時は、
呆れ顔の絵文字を…。
お互いに、それほど興味があるようには思えない、
色気も欲も、全く感じられない内容だった。
市川慎吾とのメールのやりとりが始まった。
メールは、いつも市川の方から送られてくる。
内容は、その日の報告だった。
部活のことや、放課後、カラオケに行った時のこと…
哲司のことも書いてあったりする。
すでに、市川から告白されている明ではあったが、
はっきりと言われた訳ではないし、
そんなニュアンスの文章も届かない。
だから明も、社交辞令的な返信はするものの、
まともな返事はできないでいる。
(ってことは、今は、メル友なのかな?)
もし今、返事を要求されたとしても、
何て書いたら良いのかが分からない明は、
(って言うか、あん時は成り行きで赤ったけど、実は、そーでもなかった〜みたいな?…あたし…あれ!気になってる…?)
慌ててケータイをとり、
今までのメールの内容を読み返してみた。
部活の話題から、バスケは好きかと質問され、
観るのは好きだと返信。
試合があると知らされ、
頑張って!と励ましている。
カラオケの話題で、良く唄う曲を聞かれて、
主に聞き役だと返信。
この時は、好きなアーティスト名も答えていた。
哲司の話の時は、
呆れ顔の絵文字を…。
お互いに、それほど興味があるようには思えない、
色気も欲も、全く感じられない内容だった。