お家に帰ろう。
「変な言い方しないでよ〜!」

「こいつ、テツがいんのに寝てやんの。」

「うわっ。なにそれフシダラな!」

「ちょっ!!違うって!!」

「まぁ、小さい頃は、よく二人で眠らさせられてたもんなぁ…おまえとテツ。」

「でももう高校生なんだから、気を付けないとね。」

「お母さん、違うんだって!そーゆんじゃなくて」

「お父さん聞いたらどうしてたかな?居なくて良かったね〜、明ちゃん。」

「なんであたしのことになるの?!」


明は、正面に座っていた将人の足を、

「いっ!て…」

テーブルの下で蹴飛ばした。


「どうしたの?」

「…別に。」

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