いぢわるなアナタ〜隣のイケメンくん〜
玲ちゃんは想像していた表情とは全く違った優しい顔で私を見ていた。


「誰がいつ迷惑だって言った?」


「玲…ちゃん?」


「言っとくけど好きになったのは俺が先だからな」


え?!


今なんて?!


「悩ませちまってすまない」

そう言うと玲ちゃんは私の頬の涙を親指でそっと拭いた。
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