彼岸花の咲く頃に
「姫羅木さんは、このお金どこから手に入れて来とるんですか?」
当然化け狐だから仕事をしている訳ではないだろう。
かといってアッコさんのように、石ころや葉っぱを使って俺を化かした事は一度もない。
彼女が出すのは、いつも本物のお金だ。
ならば化け狐である彼女が、一体どこからお金を手に入れてきているのか。
「なぁに」
姫羅木さんはニンマリ笑った。
「わらわの棲みかにしておる神社があってのぅ。そこの賽銭箱から、チョチョイとな」
「賽銭泥棒じゃが!!!」
思わずでかい声でツッコむ。
善狐どころか、とんだ不届き狐だ。
当然化け狐だから仕事をしている訳ではないだろう。
かといってアッコさんのように、石ころや葉っぱを使って俺を化かした事は一度もない。
彼女が出すのは、いつも本物のお金だ。
ならば化け狐である彼女が、一体どこからお金を手に入れてきているのか。
「なぁに」
姫羅木さんはニンマリ笑った。
「わらわの棲みかにしておる神社があってのぅ。そこの賽銭箱から、チョチョイとな」
「賽銭泥棒じゃが!!!」
思わずでかい声でツッコむ。
善狐どころか、とんだ不届き狐だ。