夢の観覧車
週末になり家族で二葉記念病院へ 

広尾は数年前にも手術を受け 

術後は「俺は、退院したら好き勝手に生きるんだ。ハワイだって行っちゃうんだ」と言っていた広尾だったが

完治後はそれを忘れたのかのように以前より仕事の量はますます増えて行った。 

淳平はそんな父がずっと心配だった。そしてきおつけてと言いたかったのだが

広尾は、柔和の表情からは想像も出来ない程 頑固な一面があり 更に典型的なAB型 DVDの中でも「今やらなくてもいいんです。」

と冒頭では話す父がラストでは「決めるのは貴方自信です。やるかやらないのか!」と声を張り上げ熱弁を奮う父を見て苦笑することになる。

さらに父へ自分自身の気持ちをも伝えて行こうとDVDを見て今迄とは変化し始める事にもなるのだが
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