夢の観覧車
淳平が通う空手道場。 

淳平は憧れの先輩がいた。 
文武両道で何より素敵なのは笑顔だった。

その先輩は、何でも毎朝5km走ってるらしいと同期の荒井から聞いた淳平は最近。走り始めていたのだ。 

父さんも雨の日でもよく走っていた。淳平に

「男は走らないと。走るとベーターエンドルフィンという脳内物質が出てきて心が快の状態になりとてもいいぞ」と事あるごとに話していた。

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