夢の観覧車
ある朝。 

少女のカメラが気になり話しかけてみた。 

「白いカメラ素敵ですね。何をとってるんですか?」
「写真部で宿題が出るんですけどそれで何をとってるって訳じゃないんですよ。」 

「俺。曲淳平です。」

「私。白石桃」 

これが、淳平がカメラを始めるきっかけとなった桃との出会いだった。
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