夢の観覧車
それから毎日50回繰り返し練習し続けた。 

空手の稽古が終わり 

先生に話せそうな間を感じた淳平は 

「先生。この前、拳立てふせ50回出来ました。最初は痛くて2、3回しか出来なかったんですけど3日目には50回出来ました。意識が変わったからですかね?」 
「筋肉がついたからだよ」

「次は何かいいトレーニングありますか?」

「50回の次は拳立て100回」 

「頑張ってみます。」

この時、淳平は100回も出来ると不思議と思った。 
「押忍。失礼します。」

淳平が道場を出た瞬間 

先生も… 

「100回出来たら緑帯あげるよ。」

「えっ本当ですか?頑張ります。」 

淳平の拳立てふせ100回の挑戦が決まった瞬間だった。 

まさか、この後に忘年会でやることになるとは思っていなかったが…



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