守って

こんな言い合いをしてると、横から男性が来た。

「彼方、痴話喧嘩?」


彼方さんが振り向くと、彼方さんと同い歳くらいの男性がいた。

「一輝!?どうして…」

「今さ、こっちでいい仕事あるからって言ってて…。その仕事中」

「何の仕事だ?」

「人捜し。名前は加藤留衣って奴」


あたし!?何で……。

「まぁ、メンドくさいからしてないけど」


何だ、よかった…。

「あ、彼方!今から食事行かね?彼女も一緒に」

「いいか?」
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