守って
急いで待ち合わせ場所に向かうと、4人の男たちがいた。
「キミが…留衣さん?」
人差し指で指を差してきたのは大人っぽい顔立ちの人だった。
「あなた方は?」
神沢は警戒心むき出しで、あたしの前に立った。
「安心しろよ、今日から留衣さん専属SPの奴らだ。瑞戸、彼方、優太、裕一だ。よろしく」
見るとイケメンばかりで少し見惚れたけど、やっぱ神沢が一番。
「よろしくお願いしますッ!」
あたしは急いで挨拶すると、瑞戸と言う男は「固くならないで」と言ってきた。