守って

いつものことだけど、最近はやけに忙しい。

「お嬢様、自宅に着きましたよ」


その寂しさを、神沢は知ってるから…。神沢は一時もあたしを寂しくはさせなかった。

「お帰りなさいませ」


メイドなどに出迎えられ、自室へ向かう。

「ところでSPって…何?」


「「「「「え?」」」」」


みんなあたしを凝視する。――――何か言ったかな…?あたし…。

「おま、SP知んないワケ?お嬢様ってここまで何も知らないのか?」

「お嬢様に失礼だろ」
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