守って
彼方さんが驚いた口調で言うと、近くに居た裕一さんが言った。

「SPというのはセキュリティポリス。訳してSPです。
優秀な者だけがSPになれるんです。身長は173以上。
まぁ、簡単に言っちゃえば警備って感じですかね」


窓の外を見ながら言ってくれたのは、なんだか不思議な感じの裕一さんだった。

「そして、今回集められたこの4人は、そのSPの中でもかなり優秀なエリートばかりです。まぁ、世界でも有名な方の娘さんを守るんですから当たり前ですがね」


あたしのほうを向いて言ってきたのは、優太さん。

「すごいんですね…。……よろしくお願いしますッ!」


ニッコリした笑顔で言うと、みんなが「こちらこそ」と声をそろえた。
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