違いすぎるふたり☆
確かにそう言われれば、分かんねえわけでもないけど。





「それに翼の事だから、もう沙季ちゃんにキスとかしちゃってんじゃねえの??」





ニヤッと笑って言う遼。





なんで、コイツにはバレるんだ?





「なんで知ってんだよ」





「あ、まじでしたんだ♪俺の予想を言っただけだったんだけど、当たってたな!」





素直に言わなきゃよかった。





「まあ頑張れよ♪応援してっから!!」





まだ誰も好きだとか言ってねえのに。





早とちりしすぎだろ。






そんな事を考えながらも、俺に1つの新しい気持ちが、生まれているような気がした。





「遼の早とちりも当たってるかもしんねえな」





遼に聞こえないように、ボソっと呟いて。





この気持ちの名前を考えた。






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