違いすぎるふたり☆
「で、グループを発表します。というか、貼り出すので、あの紙を見てください」





そう言って、学年主任の先生が指差したのは、すっごく大────きい紙。





これじゃ、自分の名前なんて探せないよ!





「瑠奈、見に行こ?」





「そうだね!」





あたし達は自分の名前を探すため、紙の近くに行くことにした。





「田村さん」





「へっ?」





瑠奈と自分の名前を探してたら、イキナリ後ろから名前を呼ばれて、振り返るとそこには城山が立っていた。





「俺達、5班だよ」





え…待って?俺“達”??





「俺達って言った?」





「うん、パートナーはどの行事も一緒だからね」





ニコッと王子様スマイルで答える城山。






< 76 / 127 >

この作品をシェア

pagetop