Boys Kissシリーズ・『軽いキス』
「う~ん…」

ノートを真面目に見つめる時、真面目な表情になる。

こういう顔や、役者の時の顔は割と好きだ。

…言ったら調子に乗るが。

「取り合えず…コレとコレとコレ、かな?」

赤ペンでタイトルに丸が付けられた。

「よし、それじゃあ内容を作ってくる」

ノートを奪い取り、さっさと部室から出ようとした。

「ちょっ…マジでそれだけ?」

「他に何がある?」

「まっ待って待ってって!」

いきなり後ろから抱き付かれた。

「なっ…!」

「あ~癒やされるぅ」


< 5 / 10 >

この作品をシェア

pagetop