丸腰デパート・イケメン保安課
「ミッチーさん!お茶入れたから飲んでって」
「おや…申し訳ございません、貢様」

貢さんがソファ前テーブルにお茶を置いてる。
つーことは〜………。


まだ続くんだね?

ミッチーの摩訶不思議パーティー…。








御手洗さんが東家に来たのは、主任が3歳の頃だそう。
それから主任が成人するまでの17年間、主任の世話係を努めたらしい。

会話は一見和やかなんだけど…。


「綾美!ミッチーはすごいんだ!特にかくれんぼの鬼が得意でなぁ!」

遊びは普通なんだ?

そんな…と、ミッチーは照れ笑い。
「いえいえ、坊ちゃまが本気で隠れますと、ミッチーはそれはそれは捜しまくりでしたよ?」

またミッチーって…。

「しかし必ず見つけたじゃないかぁ〜」
「坊ちゃま6歳の時のかくれんぼで、飛行機で北海道へ隠れられた時は…さすがに大変でございましたよ?」
「北海道?!」

主任?!6歳児だったんだよね?!
どんなかくれんぼだよっ!

「ああ…7歳の時には、船に乗られてしまいましたね」
船?!
「…ボートとかですか?」

でも飛行機に乗っちゃうんだし…ボートは違う?

「…沖釣りの船?」

私の思考範囲はそこ止まり!
< 109 / 382 >

この作品をシェア

pagetop