丸腰デパート・イケメン保安課
「君達の納得等仰ぐつもりはない!本庁からの指示だ!」
本庁ね…と呟き、更科は頭を掻いた。
「……権力に正義を売ったってヤツか」
「言葉を慎め!更科!」
「はいはい!わかりました!俺達は手を引けばいいんっすよね!」
投げやりに吐き捨て、更科は隣に立つ笙の腕を引いた。
「行くぞ、東」
「っ!だって更科さん!」
「いいから!俺の言う事を聞け!」
納得いかない笙の腕を強引に掴み、更科は署長室を出た。
「更科さん!俺達手を引かされるんですか?!」
廊下に連れ出された笙は、怒り冷めやらぬまま更科に食ってかかる。
「更科さんってば!」
「……東、俺…間違った事言ったな」
え?と顔をしかめる笙に、更科はニヤリと笑って見せた。
「急いては事を仕損じるって言ったがな、これは急かさないと仕損じるヤマらしい」
「やりますか?!」
「当たり前だ。本庁なんざ関係ねぇ、これは俺らのヤマだからな」
それに…更科は付け加える。
「権力で押さえ付けるやり方は嫌いなんだよ、俺は。真実を言われるのが嫌なら、目を背けられねぇ真実を突き付けてやらぁ」
「かっこいい!更科さん!」
更科の言葉に、笙は歓喜に両腕を挙げた。
本庁ね…と呟き、更科は頭を掻いた。
「……権力に正義を売ったってヤツか」
「言葉を慎め!更科!」
「はいはい!わかりました!俺達は手を引けばいいんっすよね!」
投げやりに吐き捨て、更科は隣に立つ笙の腕を引いた。
「行くぞ、東」
「っ!だって更科さん!」
「いいから!俺の言う事を聞け!」
納得いかない笙の腕を強引に掴み、更科は署長室を出た。
「更科さん!俺達手を引かされるんですか?!」
廊下に連れ出された笙は、怒り冷めやらぬまま更科に食ってかかる。
「更科さんってば!」
「……東、俺…間違った事言ったな」
え?と顔をしかめる笙に、更科はニヤリと笑って見せた。
「急いては事を仕損じるって言ったがな、これは急かさないと仕損じるヤマらしい」
「やりますか?!」
「当たり前だ。本庁なんざ関係ねぇ、これは俺らのヤマだからな」
それに…更科は付け加える。
「権力で押さえ付けるやり方は嫌いなんだよ、俺は。真実を言われるのが嫌なら、目を背けられねぇ真実を突き付けてやらぁ」
「かっこいい!更科さん!」
更科の言葉に、笙は歓喜に両腕を挙げた。