丸腰デパート・イケメン保安課
「え〜…桜田さん?君は…空手が特技…だね」
「ハァ…」
滝の様に流れる汗を、懸命にハンカチで拭いている。しかも関係無い話から入るの?
めちゃくちゃ言いずらそうだし、視線泳いでるし。
怪しい…。
「つまり…保安課?は…その……」
その〜……何ですか?
何か、悪い病気を宣告される気分。
「はっきりおっしゃって下さい」
「教えてやりたいのは山々なんだが、入社式で話すのも…気が引けて…ねぇ?」
何が、ねぇ?だ!
訳わかりませんからっ。
「つまりだ、保安課…それは…」
「そこからは、僕が説明しましょう」
会話に割って入ってきたのは、20代半ばくらいの眼鏡をかけた男性……って、めちゃくちゃイケメンなんだけど!!
見上げる身長の上にある美貌。
きゅっと上がった眉、凛々しい切れ長の瞳、すっと伸びた鼻筋、形良い唇…。
サラサラの長めの前髪が、その顔にかかってる。
細い銀フレームの眼鏡が、気品ある雰囲気に仕上げていて…まさにクールビューティな眼鏡美青年!!
思わず息を飲み、見とれた私。
モデルみた―い…。
「保安課の家紋 司(かもん つかさ)です」
「ハァ…」
滝の様に流れる汗を、懸命にハンカチで拭いている。しかも関係無い話から入るの?
めちゃくちゃ言いずらそうだし、視線泳いでるし。
怪しい…。
「つまり…保安課?は…その……」
その〜……何ですか?
何か、悪い病気を宣告される気分。
「はっきりおっしゃって下さい」
「教えてやりたいのは山々なんだが、入社式で話すのも…気が引けて…ねぇ?」
何が、ねぇ?だ!
訳わかりませんからっ。
「つまりだ、保安課…それは…」
「そこからは、僕が説明しましょう」
会話に割って入ってきたのは、20代半ばくらいの眼鏡をかけた男性……って、めちゃくちゃイケメンなんだけど!!
見上げる身長の上にある美貌。
きゅっと上がった眉、凛々しい切れ長の瞳、すっと伸びた鼻筋、形良い唇…。
サラサラの長めの前髪が、その顔にかかってる。
細い銀フレームの眼鏡が、気品ある雰囲気に仕上げていて…まさにクールビューティな眼鏡美青年!!
思わず息を飲み、見とれた私。
モデルみた―い…。
「保安課の家紋 司(かもん つかさ)です」