丸腰デパート・イケメン保安課
勝者の雄叫びを上げたのは…主任だぁっ!!
「やったぁっ!!」
すごい!何かすごいよっ!
「綾美!!勝ったぞ!」
「すごい!主任!」
だからって結婚はしないけど。
「今年も丸腰デパートの勝利だぁ!!」
両腕を上げて叫ぶ主任。
喜んで駆け寄る私とみんな…は、ふと足を止めた。
高々と上げられた主任の両腕。その右手にぶら下がっているのは……ぐったりと人形の様にぶら下がっているのは…。
「…………昴さん?」
昴さん!昴さんがぶら下がってるよっ?!なぜっ?!
昴さんは顔を上げ、うつろな瞳で私達を見つめた。
「……ああ…ゴール…したの…か」
「昴さんっ?!」
瀕死じゃないかぁっ!!
「主任!!手を離して!」
「手?何だ?」
「主任の手が昴さんを掴んでるんだよっ!」
バトンじゃなくて、バトンを持った昴さんの腕を掴んでるんだって!
主任から降ろされた昴さん、息も絶え絶えだ!
貢さんは瞳孔と脈をみてる…そういえば医者だったね。
「走馬灯が見えたぞ…」
どんな地獄を見てきた?!
「笙の奴…俺ごとつかんで走るから…」
昴さんごと?!
それであの走りかっ!
人間じゃね―――!!
つーか!走ってる時に気付けっ!
「やったぁっ!!」
すごい!何かすごいよっ!
「綾美!!勝ったぞ!」
「すごい!主任!」
だからって結婚はしないけど。
「今年も丸腰デパートの勝利だぁ!!」
両腕を上げて叫ぶ主任。
喜んで駆け寄る私とみんな…は、ふと足を止めた。
高々と上げられた主任の両腕。その右手にぶら下がっているのは……ぐったりと人形の様にぶら下がっているのは…。
「…………昴さん?」
昴さん!昴さんがぶら下がってるよっ?!なぜっ?!
昴さんは顔を上げ、うつろな瞳で私達を見つめた。
「……ああ…ゴール…したの…か」
「昴さんっ?!」
瀕死じゃないかぁっ!!
「主任!!手を離して!」
「手?何だ?」
「主任の手が昴さんを掴んでるんだよっ!」
バトンじゃなくて、バトンを持った昴さんの腕を掴んでるんだって!
主任から降ろされた昴さん、息も絶え絶えだ!
貢さんは瞳孔と脈をみてる…そういえば医者だったね。
「走馬灯が見えたぞ…」
どんな地獄を見てきた?!
「笙の奴…俺ごとつかんで走るから…」
昴さんごと?!
それであの走りかっ!
人間じゃね―――!!
つーか!走ってる時に気付けっ!