丸腰デパート・イケメン保安課
予想外…いや、タイミング良く現れてくれた更科さんのおかげで、私…綾美のストーカー事件は解決した。
「何か…ケーキくらいであんな事になるなんて」
次の日、保安課にて住宅情報誌を読みつつ、茶菓子の大福を食べながら昨夜の愚痴をこぼしてしまう私。
だってさ、別に意味も無くやっただけなのに、人によっては犯罪まがいの事になるなんてさ…怖いし、考えちゃうよ!
「世の中、色んな人がいるって事だよね?」
おかわりのコーヒーを注いでくれながら、貢さんは笑う。
色んな人…その項目はもう保安課で思い知ってますよ?
ため息をつきながら、雑誌のページをめくる。
「桜田ちゃん、さっきから何読んでんの?」
向かいのデスクから、栗田さんが興味有り気に覗き込んできた。
「え?住宅情報誌ですけど」
家紋さんが、編み物の手を止めて私を見た。
「引越しするんですか?」
「しようかなと。何か嫌じゃないですか?」
ストーカー事件があったアパートにまだ住むのって。同じ所に居たら、また鶴滑が来そうだし。
だったらいっそ、気分転換も兼ねて引越しもいいかなぁ〜なんて。
「いい物件ありそう?」
「探してはいますけど…」
「何か…ケーキくらいであんな事になるなんて」
次の日、保安課にて住宅情報誌を読みつつ、茶菓子の大福を食べながら昨夜の愚痴をこぼしてしまう私。
だってさ、別に意味も無くやっただけなのに、人によっては犯罪まがいの事になるなんてさ…怖いし、考えちゃうよ!
「世の中、色んな人がいるって事だよね?」
おかわりのコーヒーを注いでくれながら、貢さんは笑う。
色んな人…その項目はもう保安課で思い知ってますよ?
ため息をつきながら、雑誌のページをめくる。
「桜田ちゃん、さっきから何読んでんの?」
向かいのデスクから、栗田さんが興味有り気に覗き込んできた。
「え?住宅情報誌ですけど」
家紋さんが、編み物の手を止めて私を見た。
「引越しするんですか?」
「しようかなと。何か嫌じゃないですか?」
ストーカー事件があったアパートにまだ住むのって。同じ所に居たら、また鶴滑が来そうだし。
だったらいっそ、気分転換も兼ねて引越しもいいかなぁ〜なんて。
「いい物件ありそう?」
「探してはいますけど…」