丸腰デパート・イケメン保安課
『チーム編成はぁ〜…人間チーム対妖怪チームって事で』
いきなりチーム発表の本田!

「ちょっと待てぇっ!」
『何でしょう?』
「何でしょう?じゃないだろ!人数的に平等じゃないよねっ?!」

わずか4人の人間チームに、対する妖怪チームが10人以上っておかしいだろ!

「その方がいいんじゃないの?桜田ちゃん。わかりやすいしさ」
ええっ?!
「混じった所で、外見的に区別されますし」
「外見的じゃなくて!パワーバランスの話ですよ!」

明らかに私達が不利だからっ!

「パワーなら大丈夫です」
「何を根拠に?」
「人間チームには、笙がいますから」


……主任が、いる。


「任せておけ!」

仁王立ちをし、やる気満々で鼻息を荒くしている主任…。


ああ、何となく…この人がいれば大丈夫な気がしてきたなぁ。

妖怪相手でも。


「ドッヂとは要するに、ボールをぶつけて相手の首を飛ばせばいいだけの話だしな!」

首を?!

「違うっすよ、カラーボールをぶつけてマーキングするんっすよ〜?」
「それは強盗相手にだっ!」

やっぱり不安だあぁっ!!


ピピィ――!


『各チームは、一名づつ外野を出して下さぁい』
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