丸腰デパート・イケメン保安課
長い前置きから始まったドッヂボール。
人間チームのボールから試合開始。

要するに、このドッヂに勝たなきゃスタンプもらえないって事なんだよね?


「俺の魔球で3〜4匹くらい首を跳ねてやる!」

主任が妖怪以上の邪悪さをかもしだしつつ、ボールを手に前に出てきた。

すっごい不安!

とりあえず私は、ボールがきた時は確保しなくちゃ。

「魔球第一弾!!Uターンラッシュ!」

Uターン…ラッシュ?!

「行くぞ!“帰省されても寝場所は無いぞおぉ――?”」

意味不明!!
ってかそんな扱い?!

そんな事を思ってる間に主任の剛球が投げられた!


ギュウゥゥ―――!!

ボールはすごい勢いで回転しつつ……!


「えぇぇ――?!」

妖怪3匹をコート外まで投げ飛ばしたぁ!

そのままボールはカーブを描き、主任の元へ!


「ははは!これぞ妖怪退治だ!」
楽しそうに笑ってる!


「何?!今のボール!」
「何って、普通に投げただけだ!」
「嘘っ!」

人間が投げられるパワーを越えてないか?!


ピピ――!

本田の笛で、ボールにあたった妖怪3匹が外野へと出て行く。


嘘ぉ……。
マジで3匹に当てたよ。
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