丸腰デパート・イケメン保安課
「慣れれば面白いと思うんだが」
「っっうああっ?!」


昴さんだあぁっ!!

いつの間にか昴さんが私の背後にぃぃっ!!


「ななにななっな何っ!」
驚きで舌が回らない!
「見ての通り、昴だが」
それはわかってるよ!


問題は!いつの間に来たのかって事だから!

何で保安課ってこうなんだよ!
神出鬼没がお約束か?!
精神的に良くない!早死にしちゃうよ!!


私の背後の昴さん…。

寝起きなのか、うとうとしながら…またシーツを頭から被ってる。


「おはよ!昴さん」
「ああ…」

何を爽やかに朝の挨拶を今?!
つーか今何時なんだ?


目を擦りながら、昴さんはあくび…。
「腹が減って起きたら……」

…起きたら?

「起きたら…………今日は何の日だ?」

起きたらの後は何なんだ!
一体何を聞きたいんですか?!


「そういえば、何でお前達がこのワールドに居るんだ?桜田まで」

ワールド?

いや、それより私達の存在は、そういえば分野なのか?
何の日以下なのか?


じゃなくてっ!!


昴さんに何とかしてもらわなきゃ!
ここは昴さんの結界なんだ!


「昴さん!この世界の出口!わかりますよねっ?!」
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