丸腰デパート・イケメン保安課
どうしよう…。
私、何も言えない。
「どうしたんだぁ?綾美」
主任は首を傾げて私を見る。
「腹でも痛いのか?」
「…何で腹?」
「正月らしく早く雑煮を食べよう!」
「雑煮かよ」
「テレビも正月モード全開だぞ?俺達も新年の波に乗らないとな!」
…流行と同じなの?主任の正月は。
伝統行事じゃなかったのか?
「…………」
いつもと変わらない主任。
変わらずに笑い、訳わかんない言葉を発する。
今、私が無理に言葉をかける必要はない?
「主任、餅10個でしたよね?」
「何を言ってるんだぁ?そんなに食べられる訳ないだろ?」
「自分で10個って言ったじゃない?!」
「俺を太らせて売るのか?」
「どこに?!」
「綾美はドナドナの人間か?」
「ドナドナ?!」
訳わかんないんだけど!
何か…主任が会長の愛人の子供だって事は、どうでもよくなってきた。
投げやりじゃなくてさ、相変わらず主任がめちゃくちゃ言うからさ。
この人がいつもと変わらないなら、私も無理に気遣いして変わるのも変じゃない?
主任がいつも通りなら、私もいつも通りでいいんだよね。
「綾美!餅の中に…」
「断る!」
「まだ何も言ってないだろ!」
私、何も言えない。
「どうしたんだぁ?綾美」
主任は首を傾げて私を見る。
「腹でも痛いのか?」
「…何で腹?」
「正月らしく早く雑煮を食べよう!」
「雑煮かよ」
「テレビも正月モード全開だぞ?俺達も新年の波に乗らないとな!」
…流行と同じなの?主任の正月は。
伝統行事じゃなかったのか?
「…………」
いつもと変わらない主任。
変わらずに笑い、訳わかんない言葉を発する。
今、私が無理に言葉をかける必要はない?
「主任、餅10個でしたよね?」
「何を言ってるんだぁ?そんなに食べられる訳ないだろ?」
「自分で10個って言ったじゃない?!」
「俺を太らせて売るのか?」
「どこに?!」
「綾美はドナドナの人間か?」
「ドナドナ?!」
訳わかんないんだけど!
何か…主任が会長の愛人の子供だって事は、どうでもよくなってきた。
投げやりじゃなくてさ、相変わらず主任がめちゃくちゃ言うからさ。
この人がいつもと変わらないなら、私も無理に気遣いして変わるのも変じゃない?
主任がいつも通りなら、私もいつも通りでいいんだよね。
「綾美!餅の中に…」
「断る!」
「まだ何も言ってないだろ!」