丸腰デパート・イケメン保安課
ドキドキを隠そうと、私は缶コーヒーを一気飲み…寒いしっ!
「綾美、震えてないか?」
「…寒いんです」
主任がくれた、冷たい缶コーヒーのおかげで。
主任は立ち上がり、伸びをした。
「帰るか!」
「うん」
できれば帰りたい。寒いし。
立ち上がり、マフラーを巻き直す私の肩に…重み…。
何?
肩に視線を落とした。
主任のコートだ。
「着とけ」
「…だって主任は」
「俺は寒くない!むしろどんと来い!」
何を呼びたいの?
主任のコートは大きい。
肩幅が全然違うんだ。
さっきまで主任が着ていた温かさが残ってるコート…暖かいね。
「じゃあ、これ貸してあげる」
私は巻いていたマフラーをほどき、背伸びをしながら主任の首に巻いてあげた。
セーターじゃ寒いよ。
いや、見てる方も寒いから。
主任は、マフラーを見つめてる。
「首を絞められるのかと思ったぞ」
「何でだよ!」
絞めたいと感じる出来事が、過去にあった事は認めるけどさ。
私の赤いマフラーは、主任に似合ってる。
「あげる、そのマフラー」
「本当かっ?!」
「うん」
主任はマフラーに頬擦りしてるし。
そんなに嬉しいのかな?
主任……かわいい…。
「綾美、震えてないか?」
「…寒いんです」
主任がくれた、冷たい缶コーヒーのおかげで。
主任は立ち上がり、伸びをした。
「帰るか!」
「うん」
できれば帰りたい。寒いし。
立ち上がり、マフラーを巻き直す私の肩に…重み…。
何?
肩に視線を落とした。
主任のコートだ。
「着とけ」
「…だって主任は」
「俺は寒くない!むしろどんと来い!」
何を呼びたいの?
主任のコートは大きい。
肩幅が全然違うんだ。
さっきまで主任が着ていた温かさが残ってるコート…暖かいね。
「じゃあ、これ貸してあげる」
私は巻いていたマフラーをほどき、背伸びをしながら主任の首に巻いてあげた。
セーターじゃ寒いよ。
いや、見てる方も寒いから。
主任は、マフラーを見つめてる。
「首を絞められるのかと思ったぞ」
「何でだよ!」
絞めたいと感じる出来事が、過去にあった事は認めるけどさ。
私の赤いマフラーは、主任に似合ってる。
「あげる、そのマフラー」
「本当かっ?!」
「うん」
主任はマフラーに頬擦りしてるし。
そんなに嬉しいのかな?
主任……かわいい…。