丸腰デパート・イケメン保安課
「家紋さん、腹減ったから早く入りたいっすよ」
「ああ、そうだな。色占いをやっている場合ではないな」
色占い?!いつやってたの?!
無駄に広い玄関へと入る。
ここだけで、私の部屋よりも広いし…。
玄関の上には、三つ指を付いた和服姿の女性二人がお出迎え。
「お疲れでございました。司様」
「うん、ただいま」
へぇ…家紋さん、ただいまなんて挨拶するんだぁ。
料亭の常連さん?
…ちょい待て?
…ただいまって…普通自宅にて言うんじゃ?
「何でっ?!」
「どうした?綾美」
我に返る私に、主任が首を傾げる。
「今っ家紋さん!ただいまって言いましたよねっ!」
「それがどうした」
「ただいまって不自然ですよねっ!」
「普通だよ?ここは家紋さんの実家が経営している店の一つなんだから」
…ヘ?
どういう事?
説明を求め、貢さんを見る。
「家紋さんちの会社が経営してるんだよ、この店も」
…も?
「あとは、全国にある和装呉服ブランド店の“家紋屋”それと旅館経営もしてるけどね」
家紋屋…知ってるよ!
成人式の着物買ったよ!
マジかよっ!!
いや、気品がある人だとは思ってたけど…。
「ああ、そうだな。色占いをやっている場合ではないな」
色占い?!いつやってたの?!
無駄に広い玄関へと入る。
ここだけで、私の部屋よりも広いし…。
玄関の上には、三つ指を付いた和服姿の女性二人がお出迎え。
「お疲れでございました。司様」
「うん、ただいま」
へぇ…家紋さん、ただいまなんて挨拶するんだぁ。
料亭の常連さん?
…ちょい待て?
…ただいまって…普通自宅にて言うんじゃ?
「何でっ?!」
「どうした?綾美」
我に返る私に、主任が首を傾げる。
「今っ家紋さん!ただいまって言いましたよねっ!」
「それがどうした」
「ただいまって不自然ですよねっ!」
「普通だよ?ここは家紋さんの実家が経営している店の一つなんだから」
…ヘ?
どういう事?
説明を求め、貢さんを見る。
「家紋さんちの会社が経営してるんだよ、この店も」
…も?
「あとは、全国にある和装呉服ブランド店の“家紋屋”それと旅館経営もしてるけどね」
家紋屋…知ってるよ!
成人式の着物買ったよ!
マジかよっ!!
いや、気品がある人だとは思ってたけど…。