丸腰デパート・イケメン保安課
「そうか…成る程!仕方ない…普通の皿で頂くか」

普通はそうだよ!見りゃわかるだろ!
はっきりと、ものすごく分かりやすく人用と猫用って区別されてるよ!

本当に…この人達の思考回路はどうなってるの?


「…で、さっきの話の続きを聞いてもいいですか?」

みんなが座った所を見計らい、聞いてみた。
隣にちゃっかり主任が座ってるって事が気になるけど。

ちゃんと聞いておかないと、またうやむやにされるからね!


みんなは、悩む様に顔を見合わせた。

「話…第21話からで良かったのか?」
「多分…幸子が姑に真冬の井戸水をかけられた所からだと思いますよ」
「親権を裁判で争う所からだろ?」
「違う、宇宙海賊との宿命の対決からだ」
「あははははっ!!」

「ごまかす気だけは満々なんだなぁっ?!」

幸子って誰だよっ!!
姑にいじめられてる嫁が、なぜ宇宙海賊と戦うんだ!!
どんな人生を歩んでる!幸子!!
人生80年じゃ明らかに足りないよ?!

違う!私!
こいつらに乗せられるな!
話が進まないから!

「そうではなく、みなさんが次男だからって話ですよ」
「次男だから何なんだ?綾美」
「それを私が今聞いてるんでしょうが!」
< 40 / 382 >

この作品をシェア

pagetop