丸腰デパート・イケメン保安課
下着ドロボー
「うわあぁぁ――!!!」
7月です。
初夏です。
爽やかな朝、保安課オフィスは誰かの叫び声で本日の業務開始。
声の主は、ハムスター龍王の籠の前でひざまづく昴さん…。
「どうしたんですか?!」
あまりの声に、読書中の家紋さんの眼鏡はズリ落ち、栗田さんは椅子から落ち、貢さんは持っていたコーヒーをぶちまけた。
平静なのはただ一人…。
「昴〜!たまに朝起きてきたと思ったら…ヴォイストレーニングか?」
主任は、鉄の重しを足首に付け、ウサギ跳びをしながら笑う。
ある意味最強だな、この人。
「違うでしょ!どう考えればヴォイストレーニングになるんですか!」
「綾美〜最近怒りっぽいんじゃない?」
何が、じゃない?だっ!!
「昴さんに何かあったと考えないんですか!」
「昴は大丈夫だ!何かあったら魔界の門を叩けばいいんだしな!」
怖いよ!!
ざっ!ドン!ざざっ!ドン!ざっ……!
「って言うか!!…ウサギ跳びで私の周りを回るの止めてくれません?」
「俺の花道だからな!なぜなら俺の花嫁、綾美…」
「だから!結婚しないっての!」
ああっ!もう!暑苦しいなぁっ!!
まだ夏は始まったばかりなのに!
7月です。
初夏です。
爽やかな朝、保安課オフィスは誰かの叫び声で本日の業務開始。
声の主は、ハムスター龍王の籠の前でひざまづく昴さん…。
「どうしたんですか?!」
あまりの声に、読書中の家紋さんの眼鏡はズリ落ち、栗田さんは椅子から落ち、貢さんは持っていたコーヒーをぶちまけた。
平静なのはただ一人…。
「昴〜!たまに朝起きてきたと思ったら…ヴォイストレーニングか?」
主任は、鉄の重しを足首に付け、ウサギ跳びをしながら笑う。
ある意味最強だな、この人。
「違うでしょ!どう考えればヴォイストレーニングになるんですか!」
「綾美〜最近怒りっぽいんじゃない?」
何が、じゃない?だっ!!
「昴さんに何かあったと考えないんですか!」
「昴は大丈夫だ!何かあったら魔界の門を叩けばいいんだしな!」
怖いよ!!
ざっ!ドン!ざざっ!ドン!ざっ……!
「って言うか!!…ウサギ跳びで私の周りを回るの止めてくれません?」
「俺の花道だからな!なぜなら俺の花嫁、綾美…」
「だから!結婚しないっての!」
ああっ!もう!暑苦しいなぁっ!!
まだ夏は始まったばかりなのに!