丸腰デパート・イケメン保安課
「うん!適当!」
あっさり認めたあっ!

「笙、そのセリフ言ってみたかっただけなんだな」
「ああ!もう気が済んだけどな!」

気が済めばいいの?!


「いい加減にして下さい!彼女達は不安で来てるんですから真剣に聞いて下さい!!」
人の話は最後まで聞け!

本当に!毎回毎回話を掻き回し放題!
おもしろいかそうじゃないかで行動して!

訳わかんないし!強引だし!毎朝筋トレうるさいし!

あなた本当に主任かっ!

「無礼だな!俺はいつも全力で飛んでる!」
「ですよね?!全力で話を飛ばしてますもんね!」
「蓋を飛ばしても話は飛ばさん!」

蓋?!

「じゃあ犯人捕まえられますねっ!」
「もちろんだぁ!捕えて無理矢理鼻からラーメン食わせてやる!」

鼻からラーメン?!


おもしろい…。

捕まえられなかったら、主任に鼻からラーメン食べてもらおうじゃあないの!!







閉店後、私達は下着売場にて張り込み中。

話では夜の内に無くなったって事だし、今夜も何かあるかもしれないじゃない?

珍しく昴さんも同行。
なぜなら、夜行性だから…。

昼間はハムスターの餌やりか、お腹空いた時くらいにしか起床してこない。
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