悪魔な彼氏と甘々ラブ・
さっき罵声をあげた男の子が、雪村に言った。
雪村の視線が、ゆっくりと、あたしに向かってくる。
「・・お前・・昨日の?」
「ハイ・そーですけど」
あぁ~!!
お礼言いに来たのに、速くもなんでこんなにそっけない返事しかできないの!!
「・・昨日の礼にでも来た?」
とりあえずうなずく。
「・・じゃぁ今日から、サッカー部のマネになってくんねぇ?」
はっ・・・へ!?
一同唖然。
「・・な、何て??」
思わずもう一度聞き返しちゃいます。
「マネになれっつってんの。何回も言わすなよ」
イライラと言う。
待って。そんな、急に言われても・・・。
それに、さっきから後ろからの女子の視線が痛くて痛くて・・・。サッカー部のマネなんかやったら、絶対に毎日ケンカです!
ケンカ!!!!!
キーンコーン♪
「ま、そゆワケだから」
一言そう言って、雪村はまた視線をもとに戻した。
え、
えぇーーーーー!!!!