悪魔な彼氏と甘々ラブ・



急いでトーストを食べる間に、制服を着て、
歯ぁ磨いて、顔洗って、メイクして・・・・・。


このメイクに30分くらいかけちゃうから、1時間なんてあっとゆーま。
8時30分。やっと家を後にした。


 「ヤバイ~~!今日こそ遅刻しちゃう!!!」


独り言を呟きながらも、両足はせいいっぱい動かす。
あたし、生まれてこの方学校に遅刻・早退・欠席、一回もしたコトないんです!!
小学校も、中学校も。
だから、高校でもそれは続けたかったのに・・・・。


今日という今日はマジでヤバイ!!!!!


あたしの家から、黒川高校までは、歩いて40分。
何とかがんばれば、間に合うはず。


けど。


 「ハァ、ハァ・・・も・・ダメ・・・」


中学時代・吹奏楽部。
  高校・帰宅部。
のあたしには、体力なんて全く!ないんです~。


しかも!
行く手を阻むのは長~い地獄の階段。


余力をふりしぼって登る・登る。
しかーし!!



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