悪魔な彼氏と甘々ラブ・
「どうもこうも、ただの友達なんだけど」
直視できないから、目をそらして呟いた。
「あっそ」
そそくさと雪村はあたしを置いていこうとする。
いい加減にしろ、悪魔めがぁぁ!!!!怒
「ちょっと待ってよ・・」
あたしの声に振り返る雪村。
いつもどおりの、あの、クールな顔。
プチン・
「あんたさぁ!あたしを振り回してそんなに楽しいワケ??」
脳内の堪忍袋とかゆーヤツが切れちまったらしい。自分でも止められない口の動き。
ヤベーー。向こうの顔が超絶ヤバイ!!
「あたしはたしかに、2度もあんたに助けられたけど、こーやって振り回すなんて、ちょっとおかしーんじゃない!!」
「・・俺が・・振り回した??」
「そーだよ!!礼に行ったらサッカー部のマネになれって言ったでしょ。それに今日行ったら何で来たんだみたいなコト言われるし?それに畑中先輩と話してるだけでこんなトコまで連行されて・・・・!!!!」
ハァハァ。
息が切れる。
やっぱ運動部に入部した方がいいかも。