悪魔な彼氏と甘々ラブ・
王子様!?
人ごみの中。
一人立たされたまま、あたしは心の中の整理にとりかかった。
体育館倉庫でキレつつ告白して・・・翌日早くも玉砕。
しかもフられ方がチョクじゃなく掲示板での全校生徒目の前で。
何だこりゃ。あたし、全然ダメじゃんか。
て、今さらかよ・・・。
一人ノリツッコミも、今日は心なしかさびしくて。バカらしくなってきた。
「そこのお姉ちゃん、高校生でしょ?学校どーしたの??」
・・・ッッ!!
はっと我に返ったら、目の前に3人組の男がいた。
いかにもがらが悪そうで、今にもあたしに襲ってきそう。
隠してるつもりなのかなんなのか、顔はニヤニヤしてる。
ハッキリ言って顔も格好もキモイ。←(いいすぎ?)
「・・関係ないでしょ」
こーゆーのは逃げるのが一番!
振り切って走ろうとしたとき。
グイッ
って、あのとき・・・体育倉庫の雪村みたいに、腕をひっぱられた。
ズキン・・・
どこからか悲鳴にも似た音が聞こえた。
「・・シカトはナシでしょーー」