悪魔な彼氏と甘々ラブ・
「では、こちらへ」
って、店の奥へと促される。あたしはその後をついていく。
旅館の中は、普通の旅館とは思えないくらい広くて。あたしの目はキョロキョロキョロキョロよそに向きっぱなし。
しょっちゅう山里さんに声をかけられちゃいました。(汗)
「こちらになります」
案内された部屋のドアを、おそるおそる開けてみる。
「ッひゃーー・・・」
中は洋服ダンスならぬ洋服部屋らしくて、部屋いっぱいにところせましと服、服、服の海!!
何、ここって女の子のパラダイスってヤツじゃね??
「まず・・サイズ採寸をしたいので、中に入っていただけますか?」
ひゃーー・・・ってえぇ!!?
「・・ここから選ぶ・・とかじゃなくてですか?」
「はい」
うっ
そんなキラッキラな笑顔はやめましょうね。
さぁさぁ、てな具合で、あたしはグイグイ強引に背中を押されて、部屋の中へ。