悪魔な彼氏と甘々ラブ・



歩いていくと、途中でストップがかかった。


 「そこでいいですよ。じゃぁ、いきますよ~~」

そう言って慣れた手つきでメジャーを握り、あたしに・・襲い掛かってきた!!


 「ッッキャーーーーー!!!!!」


あたしの叫び声は、この広い旅館中に響いてしまったであろう・・・。



 「・・はい、終わりましたよ~~」


ふぅ。
とキレイなため息をして、額に浮いた汗をぬぐうと、メジャーを片付けはじめた。


すいません・・・いろんなところがヤバくて座るコトもできません・・・。(涙)



実はあたし、サイズの採寸って超ダメなの!!
胸囲とかウエストはかるときってかゆいじゃん?それが我慢できないの!


 「すいません。サイズ採寸ってニガテで・・」


 「ふふ。大丈夫ですよ」


はッッ。。。キラキラだ!この人キラキラだ!!!
笑顔がまぶい!!


 「じゃぁ・・・これなんてどうでしょう??・・・あとー、これとこれと・・」


ハンガーにかかった近くの服を、あたしに合わせていく。
そのたびに、「うーーん」やら「そうねぇ」やら一言何らかの言葉つき。


そして20分後----。





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