悪魔な彼氏と甘々ラブ・


 「脱いじゃダメ・・・です!!!とーーーーーってもお似合いですよ」



・・・・っへ!!?


 「マジですか!!」


こくこく。


必死に首を上下にゆらす相手に、けっこう似合ってるのかな??
って、ちょっと安心する。


 「じゃぁ・・・これでいいです」


 「ハイ!じゃぁ、ぼっちゃまの所におつれします」


やっと気がしゃんとしたのか、山里さんは落ち着きを見せた。

けど、歩く途中でチラチラあたしの体に視線を這わすのは・・・ちょっと・ね。


痛い視線を気にしつつも、やっとこさで大きな両開きのドアの前で止まってくれた。
はぁ、
やっとこの人から開放される・・・・・ッ!!



 「では、この中にいらっしゃいますので」


ごゆっくり。と礼も忘れない。



ドクン・・ドクン・・・・




ちょっと待って。心臓・・おかしいんスけど。
もうそろそろ死ぬかな・・あたし。
動悸が激しい。。。






< 56 / 70 >

この作品をシェア

pagetop