悪魔な彼氏と甘々ラブ・




 「由紀~?あんた、大遅刻だけど??」


 「ごめ~ん。・・ちょっと・ね」


学校について、保健室に寄ってから教室へ。親友の美奈が、心配したようにそばに来てくれた。


結局、校門の前まであの男の子はあたしをおぶってくれました。
そして、校門にいた先生に


 「コイツ、階段でぶっ倒れてたんで助けたんです。遅刻免除でいいッスよね」


そう言ってあたしを放って行った。最低か、コノヤローー。
心の中で呟くけど、一応お礼は言おう。と口を開きかける。


 「笹岡、ホントか??」


先生が急に疑わしげにあたしに聞いてきた。ムカッ
信用してないし。

 「ホントですけど」

 「そうか。じゃ、行っていいぞ。雪村」


ウス。って言って、雪村と呼ばれたあの子は、あたしと先生の目の前から去っていった。


 「お前は保健室行ってから教室だ」


はーーい。


という具合で、話は教室の中に戻ります。



< 6 / 70 >

この作品をシェア

pagetop