悪魔な彼氏と甘々ラブ・
どうして?
急に、雪村は立ち上がって階段を下りていく。
「な、雪村!!?」
いるかのショーはまだ途中なのに、2人して階段をマジになって駆け下りてる。
心臓の音がうるさい。
嫌な予感が胸をよぎって、冷や汗が背中を伝って行った。
「美希!!」
そう叫んだのは、あたしじゃない。
雪村だ。
急に停止して、目の前で歩いてた女の人を呼びとめたんだ。
女の人はこっちに振り向く。
「あら、智樹じゃない。なんでここにいるの?」
振り向いた美希と呼ばれた人は、超・・・ううん、超超超超ー美人だった。
誰・・・この人・・・・。
唖然とする。
声も出ない。
動けない。
2人は親しそうに話し始める。
誰?
どうして?
疑問ばかりが頭に浮かぶ。