悪魔な彼氏と甘々ラブ・
「・・笹岡・・由紀です・・・」
とぎれとぎれに、やっと声を絞り出す。
何でこんなにいやな気持ちになってるの?あたし。
おかしいよ・・・・。
「由紀ちゃん♪これからいっしょにお茶でもしない??」
え!?
「もちろん智樹も!!」
マジですか!
こんなラブラブ(そーなのか?)ぶり、まだ見せつけられなきゃなんないの??
ありえない!!
てか、雪村は何にもいわないし・・・・。
どう思ってんの?
ワケわかんないよ・・・・
「さっ。行こー!!」
あたしの心とは裏腹に、美希さんは元気よく言う。
何ってテンションなんだ・・・?この人・・・。
「で??由紀ちゃんはコイツの彼女なの??」
ッブーーーー!!
プハッ・・・
「「はぁ!?まさか!!」」
2人してハモってしまった・・・。
ここは、近くにあった喫茶店。
3人して座ってる。
雪村は美希さんの隣。
あたしは・・・・もちろん1人。